こんにちは!かずさんです。
Googleアナリティクスで計測できる「直帰率」。
いまいち数値が良くなくて、困ってる人も多いんじゃないでしょうか。
今回の記事では、直帰率が高いとどんな問題があるのか?
そして、改善するためにはどうすれば良いのか、といったことについて書いています。
アナリティクスはPVしか見てない、という人も多いと思いますが…。
でも、直帰率や滞在時間といったデータを活用できる人ほど、SEOで成果を出せてます。
今回の記事を読んで、ぜひサイトのクオリティを上げるコツをつかんでもらえればと思います。
直帰率とは何?
直帰率とは、ユーザーがサイトに訪れてから、1ページだけ閲覧して。そのまま離脱してしまったセッションの割合のことです。
ちょっとまだ専門用語があってわかりにくいですね。
簡単にいうと、ユーザーがあなたのサイトを訪問した時に、他のページを読まず、そのページだけ読んで違うサイトに移動してしまった、あるいはブラウザを閉じてしまった、これが「直帰」です。
直帰率は、全体の訪問数から、直帰した訪問数が何%あるかを示した数字です。
例えば、1日に10アクセスあったとして、そのうち8人が、1ページだけ読んで離脱したなら、直帰率は80%ということですね。
これは直帰
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離脱
これは直帰じゃない
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次に読んだ記事
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離脱
アナリティクスを使った直帰率の見方
直帰率については、なんとなく分かってもらえたんじゃないかと思います。
で、肝心の直帰率はどうやって調べるのかというと、Googleアナリティクスを使って簡単にチェックすることができます。
アナリティクスのホーム画面から、「行動」→「概要」とクリック。
ここで表示されている「直帰率」が、サイト全体の直帰率をあらわしています。
ちなみに、右上にある日付の部分をクリックすると、直帰率を計算する期間を変更することができます。
また、右下の個別ページのURLをクリックすれば、ページごとの直帰率を確認することができます。
基本的には、個別ページごとに直帰率を確認し、問題のありそうな記事をリライトすることで、サイトの質を向上させるため使うのが目的になります。
直帰率と離脱率の違い
アナリティクスで調べたデータには、直帰率の他にも、「離脱率」と書かれた項目がありますね。
直帰率と離脱率、似たような名前なので、あまり深く意識せずに流して見ている人も多いんじゃないでしょうか?
でも、この2つは似ているようで結構違います。
直帰率はここまで説明してきたとおり、1つのページだけを読んで、他に移動せずに離脱してしまった割合です。
かたや離脱率は、ユーザーがそのページから離脱した割合になります。
例えば、こんなアクセスがあった場合
- サイトA→サイトB→離脱
- サイトB→サイトA→離脱
- サイトB→サイトA→サイトC→離脱
- サイトA→サイトB→離脱
- サイトB→離脱
この場合、サイトAに訪問したのは4回、そのうちサイトAから離脱したのは1書いですから、離脱率は1/4、つまり25%という計算になります。
どこかのページからは必ず離脱されるわけで、離脱率が悪いからといっても、特別に問題があるわけではありません。
ただ、離脱率、直帰率ともに数値が悪いなら、何かしらの問題をかかえている可能性があります。
直帰率の高さからわかる問題点と改善方法
直帰率や離脱率の数値が悪い場合、考えられる問題点がいくつかあります。
- 表示速度が遅い
- 知りたいことが書かれていない
- 違う記事に誘導できていない
- 内容がわかりにくい、読みにくい
ちょっと「滞在時間の改善」記事と被る部分も多いですが、大事なところなので、あらためてまとめていきます。
表示速度が遅い
表示速度が遅いと、ユーザーがイライラして直帰してしまう原因になります。
特に、モバイルからの閲覧の場合、遅ければ遅いほど直帰率も悪化していく傾向にあるようです。
完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱する、というデータもGoogleから発表されています。
たしかに、なかなか表示されないページは待ってるのが苦痛だし、離脱されるのも納得ですね。
表示速度を向上させる手段はいろいろあるので、出来るところから始めていきましょう。
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知りたいことが書かれていない
ユーザーは、検索エンジンで知りたいことがあるから、調べています。
ですから、その知りたいことに答えを出していないサイトは、当然離脱されてしまいますよね。
例えば、「ニキビの治し方教えて」と聞いてるのに、「サプリの成分」について熱く語られたら、なんだこいつ?って思いますよね(笑)
ですから、ユーザーの検索意図を把握して、それに答える、筋の通った文章を書くように心がければ、この問題は解決できると思います。
それに合わせて、ディスクリプションやSEOキーワードも見直し、検索意図とマッチさせていくとより効果的です。
違う記事に誘導できてない
一つのページから、別のページに移動できる「内部リンク」が設置されていないと、ユーザーは他に行き場がなくなるので、直帰するしかありません。
てきせつな箇所に内部リンクを貼って、ユーザーが回遊しやすいサイト作りをしていきましょう。
ここで大事なのは、適切な箇所に内部リンクを貼るということで、適当に内部リンクを貼っても、関連性の無い記事をユーザーはクリックしてくれません。
また、関連性がない内部リンクをやたら貼りまくるのはSEOの面でも逆効果なので、記事の内容に沿った、適切な内部リンクを貼るように心がけて下さい。
内容がわかりにくい、読みにくい
内容がわかりにくいとか、読みにくいといった問題は、最優先で改善しなければいけません。
内容がわかりにくいというのは、書いた本人以外、他人が読むと意味が難解で、理解するのに時間がかかってしまうような文章のことです。
簡単に言えば、説明が全然足りてないとか、文法がおかしいとか、ライティングスキルに問題があるということですね。
ネットで検索しているユーザーは、読んでも意味がわからない、理解できない記事はすぐに離脱します。
自身に置き換えてみても、調べたいことがどこに書いてあるかわからない、読んでも意味がわからないような記事は、さっさと離脱してもっと分かりやすいサイトを探しますよね?
ですから、読みやすい、わかりやすいを追求するのは、サイトの品質を向上させるのにとても大事な部分です。
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直帰率を改善してアクセスアップにつなげよう
直帰率が高いということは、あまり良くない感じがしますが、すべてのページに当てはまるわけではありません。
例えば、アフィリエイトリンクを踏んで欲しい商標記事、いわゆるキラーページの場合。
この場合、アフィリリンクから販売ページに離脱させるのが目的ですから、直帰率や離脱率が高くても問題ない、ということになります。
逆に、キラーページで直帰率が低い場合は、ユーザーがアフィリリンクを踏む決心がつかず、情報を求めて移動しているということになります。
これは収益を上げる上では問題ありすぎですよね。
ユーザーが知りたいと思われる情報をしっかり網羅して、行動をうながすようにリライトしていきましょう。
集客記事の場合は、キラーページに内部リンクで流すのが目的なので、直帰率が高いとダメですよね。
この場合は、内部リンクをクリックしてもらうように、誘導していく必要があります。
大事なのは、問題提起と解決策です。
ユーザーの抱える悩みを明確にして、解決策として内部リンクに誘導してあげましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
直帰率が悪い時の問題点や改善方法のほか、直帰率を改善して収益につなげる方法をご紹介しました。
直帰率が高いからすべてダメということではなくて、ページの用途ごとに考えていく必要があります。
直帰率は、SEO、検索順位には影響がないとは言われていますが、コンバージョンには影響しているはずです。
滞在時間や離脱率とも併用して、しっかり収益アップにつなげていきましょう。
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