以前のSEO対策といえば、とにかく外部対策がメインで、猫も杓子も被リンク対策にあけくれる、そんな時代もありました。
しかし、今は内部対策、良質なコンテンツ作りのほうがSEOでは重視されています。
では、被リンクに以前のようなSEO効果は無いのでしょうか?
答えはNOです。
今も昔も変わらず、被リンクはSEOでとても重要な要素なのは間違いありません。
ただ、以前と違うのは、やたらめったら被リンクを増やしても、SEOの効果は無いということ。
それどころか、低品質な大量の被リンクや、自作自演の被リンクはペナルティの対象になってしまいます。
今回の記事では、SEOに有効な被リンクとは何なのか、そして有効な被リンクを集めるための方法について書いています。
被リンクとは?
いちおう簡単に説明しておくと、被リンクとは、よそのサイトから、自分のサイトに向けて設置されたリンクのことです。
自分のサイトから外部にリンクを送ることを「発リンク」、外部からリンクをもらうことを「被リンク」と覚えておいてください。
で、被リンクはSEOで非常に重要とされています。
なぜなら、Gooleの上級スタッフが、「検索順位を決定するのに、コンテンツとリンクが最も重要な要素」であるとコメントしているからです。
参照:SEO Pack「ついに公式発言、Google検索順位2つの要因とは」
ですから、自演の被リンクなどはペナルティの対象ですが、リンク自体に効果がなくなったわけではなく、依然として重要な要素なことに変わりありません。
被リンクはもう効果ないとか、外部リンク対策はオワコンといった、エアプアフィリエイターの虚言にまどわされないように注意してくださいね。
しかし、なぜGoogleは被リンクを重要視しているんでしょうか?
ここを理解することは、SEOを理解する上でもけっこう大事なところです。
面倒に思うかもしれませんが、ちょっと読んでみてください。
Googleがリンクを重視する理由
あなたのサイトにリンクが貼られる時って、どんな時でしょうか?
- 他の人にも紹介したい。
- 探してる情報だった、引用したい。
こんな感じじゃないかと思います。
これらに共通しているのは、「誰かの役に立った」という点です。
役に立たなかった情報や、自分の検索意図にそぐわないコンテンツには、誰もわざわざリンクなんて貼らないですよね。
つまりGoogleは、被リンクの多いサイトを、誰かの役に立っているサイトとして認識してると言えます。
で、Googleが一番大事にしているのは、ユーザーファーストの思考で、とにかくユーザーの役に立つサイトを、検索上位に上げたいわけです。
Googleがユーザーファーストにこだわる本当の理由はコチラ
ユーザーの役に立っているサイトをGoogleが判別する手段の一つとして、重要な要素が被リンク、というのは上述のとおりです。
これって要は、GoogleのAIが、文章を完全に理解して、ユーザビリティが高いか低いかを判別できないから、判断材料が必要ってことなんですよね。
いずれGoogleのAIも、人間の脳を超えるときが来るわけで、そのときには被リンクも重要でなくなるのかもしれませんが、まだ先の話・・かな?
SEO効果のある被リンクって?
Googleはユーザビリティの指標として被リンクを見ていると思われるので、ぶっちゃけて言えば、リンク自体に良いも悪いもありません。
ただ、ここで理解しないといけないのは、Googleはユーザーの役に立たないサイトは、上位表示させたくない、ということ。
つまり、自演リンクやSEO業者が大量に貼り付けるリンクで、役に立たないサイトを上位表示させるのは、避けたいわけですよね。
なので、ペラサイトなどから大量にリンクを送るとか、ガイドラインに違反するようなやり方で上位表示させることはできないし、ペナルティのリスクしかないんですね。
ですから、SEO効果のある被リンクというのは、自演や業者から買った低品質なリンクではなく、自然についた良質なリンク、ということになります。
この自然についたリンクかどうかを、何の基準で判別しているかは、Googleにしかわかりません。
ただ、明らかに内容の薄いペラサイトとか、アクセスが全く無いサイトからの被リンクは、業者がばらまくリンクと大差ないわけですから、効果はあまり望めないんじゃないでしょうか。
そう考えると、リンクを送る側のコンテンツも充実していて、アクセスもあり、しっかり運営されてるサイトからの被リンクは効果が高い、ということになりますよね。
良質な被リンクを集める方法
SEO対策として被リンクを集めたいなら、悪質な業者を使ったりせず、良質な被リンクを獲得する必要があります。
良質な被リンクをもらう方法といっても、やり方はそれこそいくらでもあるんですが、本質的なことは決まっています。
自然な被リンクを増やす方法、それはずばり、「露出を増やす」「良いコンテンツを作る」この2つです。
そもそも論ですが、露出を増やして人に認識されないことには、被リンクをもらうことは出来ないですよね。
そして、検索意図にこたえる、ユーザーの役に立つコンテンツを作らないと、評価(リンク)ももらえません。
露出を増やす方法
- 検索上位に入る(SEO対策)
- SNSを使う
- ブログランキングの利用
検索上位に入る(SEO対策)
この記事を読んでるということは、SEO対策として被リンクを調べているということだと思います。
卵が先かニワトリが先か、という話になってしまいますが、自然な被リンクを一番もらいやすいのが、検索上位に入って露出を増やすことです。
まあ、ここは当たり前すぎる部分なので、説明は割愛させていただきます。
SNSを使う
露出を増やすのに、SEOだけにこだわる必要は無いですよね。
FacebookやTwitterなどのSNSを活用するのも、露出を増やしてアクセスを集めるには有効な手段です。
SNSの特性を理解して有効に使うことができれば、いろいろなマネタイズも見えてくるかもしれません。
アフィリエイターは、SNSにリンクの効果は無いとか、ついSEO的な発想にとらわれがちですが、もっと俯瞰した視点を持って、どう使えばいいのか考えていくと面白いかもしれません。
SNSからサイトにリンクを貼ればいい、というわけではなくて、あなたのファンを作るつもりで、どんどん情報を発信していきましょう。
結果的にフォロワーが増えれば、それだけ露出の機会が増えるというわけですね。
ブログランキングを使う
ブログランキングも、露出の機会を増やすことができます、というか、増やす方法があります。
大半のランキングサイトはポイント制で、アクセスが多いほどポイントが溜まり、ランキングが上昇していくシステムです。
上位表示しているサイトは、実際のところは組織票なので、コンテンツの質を良くしても、なかなか1位にはなれません。
ただ、コメント欄にコメントを書き込んだり、書き込まれたりすることで、あなたのサイトを認識してもらうことはできます(サイトのURLを入力できる項目があります)。
ここでも同じく、あなたのファンを増やすことができれば、自然な被リンクがもらいやすくなるでしょう。
まとめ
露出を増やして、コンテンツの質を高めることが、自然な被リンクを集めることにつながっていきます。
ようは、あなたのサイトのファンになってくれる人を増やしていけば、被リンクが自然に集まっていくということですよね。
SEO、SNS、ブログランキングの3つをご紹介しましたが、被リンクを集めるのに共通していることがあります。
それは、地道な「努力」と「信用」を得ること。
アフィリエイトに限らず、ビジネスを軌道に乗せるには、とても大事で本質的な部分だと思います。
被リンクの確認方法
自分のサイトに被リンクが貼られているかどうかは、ツールを使うと簡単にわかります。
どんなサイトから、どんなアンカーテキストでリンクが送られているのか、ということを確認しておくと、今後のサイト運営に役に立つので、確認したほうが良いです。
自分の記事のどこが評価されたのかを知っておけば、マーケティングにいかせますよね。
他にも、悪質なスパムリンクを大量に送られた時も、放置していたら大変なことになっちゃいます。
自分のサイトにどんなリンクが送られているのかは、まめにチェックしておきましょう。
被リンクを確認できるツール
僕が被リンクチェックに使うツールを簡単にご紹介しときます。
- サーチコンソール
- ハナサキガニ(hanasakigani)
SEOに取り組んでいるなら、サーチコンソールはすでに使用されていると思いますが、まだ使ったことがないという人は、すぐに登録しておいて下さい。
【WordPress】すぐ出来る!新しいサーチコンソールの登録方法
Serech Console(サーチコンソール)は、Googleが無料で提供しているツールで、サイトの分析やインデックス ...
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サーチコンソールでの確認方法
サーチコンソールのホームから、左メニューの「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」をクリック。
「サイトへのリンク」ページを開くと、被リンク元のURLが一覧で表示されます。
他にもサーチコンソールでは、被リンクの総数や一番多くリンクを集めているページなどが分かるようになっていて、なかなか便利です。
また、被リンク元のURLにカーソルをポイントすると、どんなサイトなのかをポップアップで確認することができます。
hanasakiganiからの確認方法
ハナサキガニ(hanasakigani)は、「SEO Pack」で有名な株式会社ディーボが運営する被リンクチェックツールです。
使い方は簡単で、「マイサイトのURL」の欄に、調べたいサイトのURLを入力して、「チェックする」ボタンを押すだけです。
チェックすると、被リンクの総数や、被リンク元のタイトル、URLなどを確認することができます。
また、取得したデータはCSVで保存することも可能です。
見やすくて使いやすいツールなんですが、無料で使用する場合は1日に3回までという利用制限があるので、注意してください。
最後に
普段僕たちが生活している中で、Googleのサービスを使う機会ってどれぐらいあるか、考えたことありますか?
- スマホはandroid
- 行きたい場所を調べるのにGooglemap
- ネット検索はGoogleChrome
- メールはGmail
- YouTubeを観るのが楽しみ
この他にも、カレンダーやGoogleドライブをよく使う人もいるでしょう。
はっきりいって、Googleのサービスを使わない日は無いんじゃないか、というぐらい、密接に僕たちの生活の中に入り込んでいます。
ちなみに、Googleは国家機関でもなんでもなく、一企業にすぎません。
しかし、その規模はグローバル化して国家の垣根を超え、もはや国とかのレベルでは語れない、新しい何かになりつつあります。
で、被リンクの記事で何を話してるんだと思われるかもしれませんが(笑)
ブラックハットSEOとか、いくらスキルを磨いても、そればっかりに頼っていたらこの先やばいですよ、ということを言いたいだけです。
たしかにGoogleのAIはまだ完璧ではないし、いわゆる「裏をかく」こともできるのかもしれません。
ただ、こんな化物を相手に、いつまでもそんなことが続けられるわけがないですよね?
それよりも、SEOやライティング、マーケティング、人に伝える力とか、人の悩みを理解できるスキルを磨けば、それは今後の財産になるはずです。
なので、もしあなたが知ってるノウハウが、ブラックな手法や違法スレスレの手法しかないなら、今すぐにでも、ホワイトな手法も学んでおきましょう。
そして、自然なリンクの付く、良質なコンテンツ作りを目指してください。
将来的には、アフィリエイトに限らず、ビジネスで使えるスキルを学んでいくことが、あなたのためになるはずなので。