あなたがアフィリエイトで稼いでいくなら、絶対に避けては通れないのが、「SEO」です。
ただ、アフィリエイトをこれから始める人にとっては、SEOなんて専門用語を言われても、なにそれ?って感じですよね。
そこで今回は、SEOって聞いたことはあるけど意味まではわからない、という人にも、本質が分かるようにまとめてみました。
また、SEOを意識したWebライティングの基本やコツを、ここだけ読めば大丈夫なようにわかりやすく書いています。
SEOとは?なぜ対策が必要なの?
SEOとは、「Serch Engine Optimization」の略語で、エスイーオーと読みます。
何を表している言葉かというと、「検索エンジン最適化」という意味になります。
自分の作ったWebサイトが、検索エンジンに評価され、検索上位に表示されるように最適化していくのが、SEOということですね。
で、検索エンジンというのは、GoogleやYahooなどのことですが、2018年現在では、YahooはGoogleの検索エンジンを導入しています。
つまり、検索結果に多少の違いはあるものの、最適化対策はGoogleに対して行えばOK、ということになります。
言い換えれば、SEOはGoogle対策のノウハウ、ともいえますね。
そんなSEOが、なぜすべてのアフィリエイターにとって必須の知識なのか?
答えは簡単です。
検索上位に表示されなければ、どんなに素晴らしい記事を書こうが、人に見られることが無いからです。
Internet Marketing Ninjas社が2017年に公開したデータによれば、検索順位1位のサイトのクリック率は、21.12%です。
一方、検索順位10位のクリック率は、わずか1.64%にしかなりません。
つまり、検索上位に表示されなければ、ほとんどクリックされることがない、人に認識されないサイト、ということになってしまいます。
人に認識されていないのに、収益が上がるはずがないですよね。
ですから、最前線で戦うアフィリエイターは、SEOに関する知識を常にアップデートして、上位表示する方法を研究・実践しています。
これからアフィリエイトを始める人にとっても、SEOは必須の知識になるので、しっかり理解しながら読み進めて下さい。
SEOの本質、ここは絶対はずしちゃダメ!
SEOというと、テクニックばかり考えてしまう人がいますが、SEOの本質はテクニックではありません。
結論からいうと、SEOの本質はユーザー(読者)のニーズに応え、利便性に優れるサイトを構築することです。
この本質について、もう少しわかりやすく説明したいと思います。
Googleの理念のひとつに、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という一文が記載されています。
詳細はこちらのリンクから確認して下さい↓
Googleが掲げる10の事実
https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html
この理念が、Googleが最も重要視していることで、ユーザーファーストの思考が、Googleの理念といえるでしょう。
しかし、なぜGoogleはこれほどまでにユーザーの利便性にこだわるのでしょうか?
なぜGoogleはユーザビリティを重視しているのか
これも答えは簡単なんですが、Googleの収益源は広告収入です。
つまり、多くの広告収入を得るには、より多くの人にGoogle検索を利用してもらう必要があるということです。
もしもGoogleの検索結果が、期待していたものと違ったら、誰もGoogleを使わなくなってしまいますよね。
例えば、あなたがアトピーに悩み、改善策を探すために「アトピー 薬」と検索したとします。
その結果、表示されたのがサプリを売るためだけの、いい加減なことを書いたランキングサイトだったらどう思うでしょうか・・・?
こんな検索結果ばかりだったら、だんだんGoogleの信用も失われていきますよね。
Googleが求めているのは、ユーザーの信頼を得ること、とも言い換えることができます。
ユーザーの信頼を得るためには、検索結果に表示されるのは、ユーザーの求める答えでなくてはいけません。
そのため、検索結果の上位に表示されるのは、ユーザーの検索意図や問題に答える、利便性の高いサイト、ということになります。
ユーザーの利便性を高め、信頼を得ることで、Googleを使う人が増えて、広告収入から収益も拡大していくということなんですね。
ちょっとクドくなってきたのでまとめますが、SEOの本質とはずばり、Googleの理念を理解して、ユーザーの検索意図に答える利便性の高いサイトを作る、コレに尽きるでしょう。
SEOライティングのセオリー
SEOの本質については、理解していただけたでしょうか?
ここからは、少しテクニック的なお話もしておこうと思います。
テクニックといっても、Googleを欺くとか、キーワードを何%入れるとか、そんなしょうもないことではありません。
これから書くテクニックとは、サイトの情報をGoogleやユーザーに正しく伝えるテクニックということです。
まずは記事タイトルとキーワード
記事のタイトルはSEOの面だけでなく、読み手にクリックしてもらうためにも、とても重要な部分です。
まずは、SEOを意識したタイトルの付け方から説明しましょう。
タイトルには、必ず狙っているキーワードを含めます。
これはユーザーにもGoogleにも、この記事がどんなことを書いてある記事なのか、ということを伝えるために必要なことです。
そして、タイトルの文字数は30文字前後におさえましょう。
記事タイトルの文字数が多くなりすぎると、検索結果の表示でタイトルが途中までしか表示されなくなってしまいます。
【例】
- タイトル
「SEOを意識したWebライティングの基本を、全米が震撼するほどとってもわかりやすく解説した記事はこちら!」
Web上の表示は・・・。
↓↓↓
「SEOを意識したWebライティングの基本を、全米が震撼する・・・」
また、狙うキーワードはタイトルの最初に配置するべき、といわれています。
ただ、キーワードを最初に配置することにより、意味の分からない文章になってしまうと、クリック率が下がってしまいます。
自然な感じで配置できるなら最初に持ってくるべきですが、不自然になるようなら、むりに調整する必要はないと思います。
それよりも、魅力的なタイトルにすることが一番大事ですね。
【例】
- イマイチなタイトル(赤字がキーワード)
「格安SIMの選び方ガイド2018年版、僕が絶対オススメのSIMはこれだ!」
- 良いタイトル
「30分で分かる!格安SIMの選び方をニーズごとに解説【2018年版】」
見出し(hタグ)の使い方
見出し(hタグ)は、その記事のユーザビリティや、SEOの効果を上げるために有効といわれています。
本の見出しと考え方は同じで、ユーザーはそこにどんなことが書かれているのか、見出しを見ればおおよそ判別できますよね。
逆に見出しが無いと、非常に読みにくい、文字だらけの記事になってしまいます。
見出しなし
見出しあり
ユーザービリティを高めるためにも、適切な見出しタグの構成はとても大切です。
ほかにも、見出しにはSEO的な効果もあるといわれていて、クローラー(検索エンジンボット)にページの構造を正確に伝える役割をもちます。
注意したいのは、見出しタグの使い方にはちょっとしたルールがあるということです。
そのルールとは、見出しの順番を守ること。
例えば、h1タグ(記事タイトル)のあとは、見出しごとにh2→h3→h4と順番を守る必要があるということです。
見出しの順番を守らないと、SEOに悪影響があるともいわれますが、Googleのジョン・ミュラー氏によれば、「厳密に正しい順番である必要はない」という見解も出ていて、見出しの順番が違っても、それで検索順位が下がることは無いようです。
とはいえ、検索順位が下がらなければそれでいい、というわけではなくて、ユーザビリティの面を考慮しても、やはりhタグは適切に配置するのが良いようです。
meta descriptionを設定しよう
meta description(メタディスクリプション)とは、そのページの内容の簡単な説明文のことです。
検索結果に表示される、タイトル下の記事概要がそれにあたります。
ディスクリプションの最大の目的は、ユーザーのクリック率を向上させることです。
そのページにどんなことが書かれているのか、読むことによってどんなメリットが得られるのか、ということを、キーワードを含めながら簡潔に書きましょう。
ディスクリプションの文字数は、PCでは120文字ぐらい、モバイルでは50文字ぐらいとされています。
モバイルファーストで考えるなら、最初の50文字に重要なキーワードや伝えたいことを書いたほうが良いです。
検索順位に直接影響は無いといわれていますが、アフィリエイターにとっては大事な部分です。
クリックして記事を読んでもらえなければ、報酬は発生しませんからね。
画像のalt属性とは?
記事の中に画像を取り入れることで、ユーザーが読みやすい環境をととのえる事ができます。
しかし、Googleは画像の判別が苦手といわれています。
ですから、Googleに対して、この画像は○○の画像ですよ、と教えてあげる必要があります。
そこで使うのが「alt属性」です。
alt属性とは、画像の代替えとなるテキスト情報のことです。
例えば、無料の画像サイトからダウンロードした画像には、意味不明なアルファベットの羅列が名前になってることが多いですよね。
Googleは画像の判別ができないので、意味不明のテキストとして認識してしまわないように、altタグで「○○」の画像である、ということを教えてあげましょう。
alt属性にSEO効果はほとんどないと言われていますが、検索エンジンに対して分かりやすいサイトを作ることは、大事なことです。
SEOはキーワード選びで決まる
SEOで一番大事なことは、ユーザーの検索意図に応えるコンテンツを作ることです。
ユーザーの検索意図は、検索時に入力される「キーワード」からおおよそ推測することができます。
そして、キーワードの種類によって、コンテンツ作成の難易度も変わってきます。
例えば、「ダイエット」というキーワードでコンテンツを作るとすると、ダイエットの何をユーザーは知りたいのかを推測するのは、とても難しいですよね。
ダイエットのやり方を知りたいのかもしれないし、ダイエットのサプリを知りたいのかもしれない、ダイエットという英語のスペルを知りたいのかもしれない・・・。
SEOで上位表示を目指すキーワードを選ぶには、こういったビッグキーワードではなく、複合のスモールキーワードを選んでコンテンツを作ると良いです。
例えば「ダイエット」ではなく、「ダイエット アプリ」のほうが、どんな記事を書けばいいか分かりやすいし、ユーザーが満足できるコンテンツを作りやすいですよね。
キーワードの選び方を書くとかなり長くなってしまうので、もっと詳しく知りたければ、こちらの記事も読んでみて下さい。
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共起語も意識しよう
記事タイトルや見出しに含めるキーワードを選ぶのはもちろん大事ですが、共起語についても意識したほうが良いです。
共起語っていうのは、特定の単語にたいして一緒に使われることが多い単語のことです。
例えば、「SEO」の共起語は「対策」「Google」「内部」「検索」などです。
「アフィリエイト」の共起語は、「副業」「初心者」「ブログ」「サイト」などになります。
共起語を上手にコンテンツに落とし込むことで、自分のコンテンツに足りない部分をおぎない、品質を高めることができます。
その結果、SEOに効果的なクオリティの高いコンテンツが作れるということですね。
共起語の詳しい使い方や注意点については、こちらの記事に書いてあるので、読んでみて下さい。
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最後に
SEOの本質は、冒頭でも書きましたが、ユーザーの検索意図に応えた、利便性の高いコンテンツを作成することです。
言い換えると、検索上位に入らない、低品質なコンテンツというのは、ユーザー満足度の低いコンテンツとも言えます。
つまり、SEOにおけるコンテンツの品質というのは、すべてユーザー基準で語られるということですよね。
ですから、SEOを意識したWebライティングの基本は、Googleとユーザーに誠意を持ってコンテンツを提供すること、と言えるんじゃないでしょうか。
他にも、ライティングだけでなく、SEOにはやるべきことはたくさんあります。
例えば、Googleとユーザーにコンテンツの構造を伝える「サイトマップ」の作成や、サイトの表示速度改善、内部リンク、外部リンク対策・・・。
キリがないですね(笑)
今回はSEOライティングの基本を伝えたかったので、この辺は別記事で書けたらと思っています。
最後になりますが、一番大事なことを忘れないでください。
それは、アフィリエイターにとっての最終目標は、SEOで検索上位を狙うことではない、ということです。
アフィリエイターの最終的な目標は、商品を欲しい人に紹介して、購入してもらうことですよね。
検索上位を狙うのは基本で、そこからさらに成約率の向上や、ユーザーの満足度を高める工夫が必要ということです。