いくら頑張って記事を書いても、全然収益が発生しない、という初心者の人は多いと思います。
頑張っても収益がでない原因のひとつとして考えられるのが、「キーワード選定ができてない」ということではないでしょうか?
アフィリエイトでアクセスや収益をあげるために、絶対に大事にしたいのが、キーワード選定です。
キーワードの選定を間違えると、収益があがらないどころか、アクセスすら集まりません。
逆に、しっかりキーワードを選んで記事を書けば、強豪ライバルを避けて、上位表示を狙うことだって可能です。
こちらでは、アフィリエイト初心者が稼げるキーワードの選び方、リサーチ方法について書いています。
最初に知っておこう、キーワードの考え方とサイトの収益化
キーワードとは、いったい何なんでしょうか?
結論から言うと、「ユーザーが知りたい情報の断片」です。
例えば、「シミ 消し方」で検索する人は、肌のシミを消す方法を探しています。
「ダイエット サプリ」で検索している人は、ダイエットに有効なサプリを探しています。
この「ユーザーが知りたい情報の断片」から、検索意図(ユーザーが何を知りたいか)を正確に理解して、その答えを提示するのが、アフィリエイターの仕事といってもいいでしょう。
その対価として、報酬が発生するということですね。
ですから、アフィリエイターが収益をあげていくには、キーワードから検索意図を徹底して理解していくことが大事です。
誰が、なんのためにそのキーワードで検索しているのか?
ここを外さずに答えを出していくことで、アクセスが集まり、商品が売れていきます。
例えばの話ですが、よく会話をしていると人の話を全然聞かず、自分の言いたいことだけしゃべりまくる人っていますよね。
そういう人と会話を続けるのって、しんどいじゃないですか。
サイトだってそれと同じで、ユーザーが知りたいことに答えてくれない、自分の言いたいことだけ発信しているサイトには、人は集まらないわけです。(個人ブログとかは別)
話は戻して、単純にキーワードといっても、収益につながりにくいものもあります。
例えば、「ダイエット 2ch」で検索する人は、2chのダイエット板を見たいだけなので、収益化は難しいですよね。
仮に、「2chで噂のダイエットサプリ、○○を徹底解説!」みたいなタイトルで記事を書いたとしても、これはアナタが記事を書きやすいだけのタイトル。
実際のユーザーの検索意図とは合ってないので、こういった記事から成約につながることはありません。
大事なのは検索意図を理解して、有益な情報を提供する記事を書き、アクセスを集めて、稼げるキーワードで成約につなげていく、ということですね。
稼げるキーワードの種類を知ろう
稼げるキーワードといわれても、それが分かれば稼いでるよ、って話ですよね。
稼げるキーワードというのは、言い換えれば成約に近いキーワード、ということです。
例えば、「中古車」というキーワードだけだと、ユーザーがどんな検索意図を持っているのか分からないので、ここから成約につなげるのは難しいですよね。
「中古車 買取 青森」なら、青森で中古車をいい条件で買い取ってくれる業者を探している、ということです。
このキーワードなら検索意図がわかりやすいし、検索上位に入れば成約もとれるでしょう。
「中古車」とか「ダイエット」のような検索ボリュームの多い、網羅的な意味合いをもつキーワードを、「ビッグキーワード」と呼びます。
一方で、「ダイエット サプリ おすすめ」のような複合キーワードで、ビッグキーワードに比べて検索ボリュームの少ないものを、「スモールキーワード」と呼びます。
稼ぎやすいキーワード、成約に近いキーワードは、「スモールキーワード」のほうです。
スモールキーワードが稼ぎやすい理由
- 検索意図が分かりやすいので、それに答える記事を書ける。
- 検索ボリュームが少ないので、上位を狙いやすい。
このスモールキーワードで、ロングテールを狙っていくことが、サイトアフィリエイトの基本です。
ロングテールキーワードとは?
3語~4語ぐらいの複合キーワードで検索ボリュームの少ない、ニッチなキーワードのこと。
ロングテールキーワードは、具体的にすればするほど、検索ボリュームは減少しますが、上位をとりやすくなります。
例えば、「ダイエットサプリ 効果」よりも、「LAKUBI 効果」のほうが、検索ボリュームも少なく、上位を狙いやすいといえます。
また、この場合は「LAKUBI」という商品の情報を知りたい人が集まるので、より成約しやすい状況を作れますね。
商品名キーワードについて
商品名をキーワードに使用すると、その商品を欲しい人や気になっている人が集まるので、成約につなげやすくなります。
例えば、さきほどの例であげた「LAKUBI」をキーワードにするなら、「LAKUBI 最安値」なら、LAKUBIを最安値で買いたい、購入する意思のあるユーザーを集めることが出来ます。
「LAKUBI 副作用」なら、LAKUBIが気になってるんだけど、副作用があるかどうか確認したい、こちらも購買意欲の高めな人を集めることが出来ます。
商品名と複合キーワードの組み合わせは、ユーザーの検索意図もわかりやすく、良いコンテンツを書きやすいといううメリットもあります。
まとめると、初心者が稼ぎやすいキーワードは、商標(商品名)+複合キーワード、といえますね。
商品名キーワードの問題点
商品名キーワードは、ユーザーの欲求がわかりやすく、コンテンツも作りやすいため、稼ぎやすいキーワードであると言えます。
ただ、商品名キーワードを使えば誰でも簡単に稼げるというわけではありません。
なぜなら、商品名+複合キーワードは、誰でも思いつく簡単なワードが多くなってしまうからです。
例えば、商品名+口コミ、効果、最安値、などといったキーワードは、成約につながりやすいものではありますが、誰でも思いつくし、ほとんどのアフィリエイターが使うキーワードです。
つまり、有名な商品であるほど、ライバルもどんどん強くなっていくということなんですね。
そこで、初心者の人が商品名キーワードで稼ぐには、ライバルの少ない「新しい商品」を選ぶと良いです。
売れやすい新しい商品の選び方については、別記事で詳しく書いています。
ここまでのまとめ
- キーワードはユーザーが知りたい情報の断片
- キーワードから有益な情報を提供してアクセスを集め、成約につなげる
- 成約しやすいのはスモールキーワード
- 稼ぎやすいのは、商標+複合キーワードのロングテール
- ただし、商品名の複合キーワードは、誰でも思いつくので、競合が強いことが多い
- 初心者はライバルの少ない新しい商品を狙うと良い
キーワードのリサーチ方法、ツールの使い方
初心者が稼ぎやすいのは、商標+複合キーワードですが、問題はその複合キーワードをどうやって選ぶかです。
キーワードをリサーチするなら、無料のキーワード検索ツールが便利です。
僕自身が一番よく使うツールです。
関連キーワードが網羅的に表示されるうえに、Yahoo知恵袋や教えてGooなどから、関連のある投稿を探し出して表示してくれます。
このツールを使って、まずは関連キーワードを抜き出しましょう。
使い方は簡単で、検索窓に使いたいキーワードを入力するだけ。
今回は商標+複合キーワードに使う関連キーワードを探しているので、検索窓に商標名を入力します。
入力すると、画像のように関連キーワードがずらずら~っと表示されます。
この表示された関連キーワードを、マインドマップなどを使って、近いキーワードごとにまとめていきます。
下の画像は、僕がダイエットサイトでアフィリしてた頃に、実際に作ったマインドマップです。
画像のように、近いキーワードを集めて、見出しや記事タイトルを作成して、それに答えを出す記事を書いていけば、おのずと検索意図に答える、アクセスの集まる記事になります。
それと、一緒に表示されているYahoo知恵袋や教えてGooも、必ずチェックしておきましょう。
ここを見ておくことで、ユーザーがそのキーワードで、どんな悩みを解決しようとしているのか、その傾向が見えてきたりします。
関連キーワードが表示されない場合
関連キーワード取得ツールで商品名を入れてみたけど、キーワードが全然出てこない、って場合もあると思います。
この場合考えられるのは、その商品が全然検索されていないということ。
つまり、需要がまったく無い商品ということですね。(新商品の場合を除く)
こういう商品を選んでしまうと、ほとんど稼ぐことはできないので、売れる商品に変更してください。
商品の選び方がわからないという人は、こちらの記事を参考にしてもらうとわかると思います。
【収益ゼロの人向け】アフィリエイトで稼げる商品選び教えます!
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新商品の場合は、当然ながら関連キーワードはほとんど出てきません。
この場合は、似たような商品で人気のあるものから、関連キーワードを抜き出して、流用すればオッケーです。
例えば、新しい乳酸菌サプリの記事を書きたいなら、似たような乳酸菌サプリの中から人気のあるものを選んで、そのサプリの関連キーワードを使えばいい、ということです。
共起語もチェックしておこう
共起語ってご存知でしょうか?
共起語というのは、アフィリエイトでいうと、サイトのキーワードに関連の深い、一緒によく使われる単語のことです。
例えば、「ダイエット」の共起語はこんな感じです。
- 人気
- 商品
- 基礎代謝
- 体重
関連キーワードとはまたちょっと違うので、共起語は共起語で意識しておく必要があります。
コツとしては、共起語をただ記事内にバラまいてはいけません。
あくまで、共起語を参考にして、自分のサイトに足りない部分をおぎなうのが目的です。
共起語を適切にもりこんで、コンテンツのクオリティを高めるのに役立てましょう。
共起語を抽出できる無料ツールも紹介しておくので、使ってみて下さい。
共起語については、別記事で詳しく解説する予定です。
稼げるキーワードを知るには、書籍を読もう
ここまで、稼げるキーワードということで思うところを書いてきましたが、実際のところ、ツールを使ってるだけでは、稼げるキーワードを探し出すのは難しいです。
なぜなら、アフィリエイターはみんな同じように、ツールを使ってキーワードを探しているからです。
稼げるキーワードを知るには、ツールだけじゃなく、キーワードの本質について学んでおく必要があります。
僕が実際に読んでとても役に立った書籍をご紹介しますので、ぜひ、キーワードの本質を学んで、稼げるキーワードを生み出してください。
アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワード
まさに、キーワードの本質について、とても分かりやすく書かれている本です。
検索キーワードの選定方法や、検索意図をコンテンツに反映する考え方など、丁寧に書かれています。
評価はあまり高くないですが、当たり前のことしか書いてないと思うのか、 あらためて自分がちゃんと出来ているのか確認できるかは、アナタ次第です。
バカ売れキーワード1000
バカ売れキーワード1000は、いうなれば「売れる言葉」の単語帳です。
ここに載っている単語を組み合わせるだけで、コピーライターが作ったような売り文句が出来上がります。
サイトタイトルや見出しになかなか良いキーワードが浮かばない人には、かなりオススメの書籍です。
「バカ売れキーワード」なので、組み合わせただけで購買意欲をかきたてられるような、おいしいキーワードが満載です。
キーワードの競合性をチェックするには?
関連キーワードを抜き出したら、次はそのキーワードの検索ボリューム、競合性をチェックしていきます。
初心者の人にありがちなのが、検索ボリュームをチェックせず、ライバルのめちゃくちゃ強いところや、需要のまったく無いところで勝負してしまう、ということです。
自分のサイトの強さやSEO対策のスキルをよく考えて、検索ボリュームから、「戦える場所で戦う」ことが大事です。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず、というやつですね。
検索ボリュームのチェックは、ツールを使うことで簡単に確認できるので、しっかりチェックしておきましょう。
まずは自分のサイトのPV数から、ツールを使い分けて競合をチェックしましょう。
自分のサイトのPV数が分からない、という場合は、アクセス解析ツールを導入してください。
おすすめの解析ツールと使い方については、こちらの記事で解説しています。
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初心者でも簡単!Googleアナリティクスの設定とレポートの見方
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供している(有料版もあり)アクセス解析ツールです。 Googleが提 ...
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PVがほとんど無い場合
サイトを作ったばかりでまだPVがほとんどない場合は、上位表示しやすい複合キーワードで、上位表示する記事を増やし、サイトを強くしていきましょう。
使うツールはこちらです。
こちらのツールにキーワードを入力することで、SEOの難易度を調べることができます。
検索結果のスコアがだいたい20前後のキーワードを選んで記事を書いていくと、上位表示を目指しやすくなります。
月間PV数が3,000~ぐらい
ある程度アクセスが集まってPVが増えてきたら、次は稼げるキーワードで上位表示を狙っていきましょう。
ここから使うツールはコチラ。
このツールを使うと、入力したキーワードの月間検索アクセス予測数を調べることが出来ます。
例えば、「生酵素」の月間推定検索数は、約30,000近くになります。
その下の月間検索アクセス予測数は、月にどれぐらいのアクセスが見込めるか、という予測ができます。
もしこのキーワードで1位を取れば、月間で1万オーバーのアクセスが見込めるということですね。
ただ、月間推定検索数30,000は、ちょっと競合が強すぎるので、初心者が太刀打ちできるレベルではありません。
ここで狙うべきは、月間推定検索数100~1,000ぐらいの、商標+複合キーワードです。
これぐらいの検索ボリュームなら、コンテンツ次第で上位に入ることは可能です。
この辺のキーワードで記事を書いていけば、収益はじわじわと上がっていくはずです。
あとは記事を書きまくるだけ。
初心者のうちは、とにかく数をこなすことが最重要です。
1つや2つ記事を書いたぐらいで諦めずに、どんどん記事を追加して、スキルアップしていきましょう。
さいごに
しつこいようですが、一番大事なのは、ユーザーの検索意図に答える、有益な情報を提供することです。
ただ、勘違いしないでほしいのは、有益な情報というのは、なにも専門的な知識を書きまくる、ということではありません。
例えば、ダイエットサプリの記事を書くなら、自分が使ってみて感じたことや、商品が届くまでの経緯なども、そういった情報を求めているユーザーにとっては有益な情報ですよね。
逆に、サイトタイトルに「○○サプリの口コミ」と付けているのに、成分の小難しい解説を延々と書き続けられたら、読むのが嫌になっちゃいますよね。
初心者の人は、SEOのテクニックやコピーラーイティングばかりに目がいきがちですが、本質はユーザーに焦点を絞ることです。
大事なことなので何度でも言いますが、ユーザーの知りたい情報の答えを提示すること、これにつきます。
この本質をしっかり理解したうえで、SEOのテクニックやコピーライティングを学んでいけば、稼ぎも大きくなっていくでしょう。