中古ドメインとは、過去に運用されていたドメインが、何らかの都合により更新されず、手放されたドメインのことです。
初心者の人にはなんとなくとっつきにくいと言うか、「自分にはまだ早い」と思ってしまいがちですが、実際に使ってみれば別に難しいこともありません。
価格のほうも、数万円もするようなドメインじゃなくても、数千円のドメインでも当たりはあります。
今回は、中古ドメインのメリット・デメリットの他、初心者の人が取得する際の注意点や、ハズレを選ばないようにするコツなどを紹介しています。
また、僕が中古ドメインを購入する際に一番信頼している業者さんも紹介しておきます。
最近はGoogleアップデートで個人のアフィリサイトは厳しい状況ですが、中古ドメインを上手に使えれば、あっさり上位表示できたりします。
ぜひハズレのない中古ドメインを選んで、その力を体感してみてください。
中古ドメインのメリットとデメリット
新規ドメインでゼロから始めて、サイトがちゃんと育つまでは、かなりの時間と労力が必要です。
中古ドメインを上手に使えば、この労力と時間をかなり短縮することができます。
ただ、中古ドメインは大きいメリットがあるとはいえ、それと同じぐらい様々なデメリットがあります。
中古ドメインのメリット
- インデックスが早い
- 被リンクが引き継がれる
- 運用年数が引き継がれる
インデックスが早い
新規ドメインで初めた場合、サイトが評価されて上位表示できるようになるまでは、最低でも3ヶ月から半年はかかります。
中古ドメインで始めた場合は、すでに運用されていたドメインなので、この期間をとばしてすぐに結果が出ることが多いです。
被リンクが引き継がれる
これが中古ドメイン最大のメリットと言っても過言ではありません。
被リンクの効果は今だに大きく、逆に被リンクのまったく無いサイトは、上位表示しにくい傾向にあるようです。
被リンクの質にもよりますが、コンテンツがしっかりしたサイトであれば、いきなり上位表示することもあります。
運用年数が引き継がれる
ドメインの運用期間(ドメインエイジ)が長く、実績のあるドメインは、検索順位で上位を取りやすくなります。
実績のあるドメイン、というところが大事で、取得だけして放置されていたドメインには、価値はありません。
売りに出されている中古ドメインは、何らかの実績があるものです。(良し悪しはあります。)
わかりやすく例えるなら、中古ドメインのメリットは、RPGでいうところの、クリア後2週目、「強くてニューゲーム」状態です。
つまり、最初期の貧弱装備レベル1状態じゃなく、最初から高レベルの状態でスタートできる、ということですね。
中古ドメインのデメリット
- 過去のペナルティも引き継いでいる
- 当たりハズレが大きい
- 良い中古ドメインは、価格が高い
過去のペナルティも引き継いでいる
過去にペナルティを受けている中古ドメインも、普通に販売されています(ドメイン販売サイトによります)。
ペナルティを受けているサイトは、いくら頑張って良いコンテンツを作成しても、絶対に上位表示されることはありません。
ペナルティをチェックする方法は、後でご説明します。
当たりハズレが大きい
ここが中古ドメインを購入するうえで、一番むずかしいところです。
当たり中古ドメインを買えれば、労力も少なく上位表示させることが可能ですが、ハズレ中古ドメインを購入してしまうと、検索順位が安定しない、順位がつかないといったことがおこります。
こればっかりは使ってみないと分からない部分が大きいので、ある意味ギャンブル的な部分もあります。
良い中古ドメインは、価格が高い
良い中古ドメインは、高額なものが多いです。
なかには10万を超えるようなものもあります。
ただ、高い中古ドメインを購入すれば絶対ハズレない、というわけでもないのが、難しいところです。
中古ドメインで得られるメリットはとても大きいです。ただ、デメリットが無いわけではない、ということは覚えておいてください。
新規ドメインのサイト構築がコツコツ積み重ねるイメージなら、中古ドメインはリスクを取る代わりに、大きいリターンを得るイメージです。
中古ドメインを購入する際の注意点
初心者の人が中古ドメインを購入する前に、注意しておきたいことが何点かあるので、まとめておきます。
自分で査定するのは、時間とスキルが必要
中古ドメインは、自分で査定して購入することもできます。
ツールや専用のサイトを使って自分で査定すれば、中古ドメインの販売業者よりも、格安で購入することができます。
ただ、自分で査定するには、膨大な時間と選定するスキルが必要です。
例えば、そのドメインがもともとどんな使われ方をしていたのか、被リンクを送っているサイトのチェック、ペナルティのチェック…。
正直、収益の無い初心者の人が、時間を削ってやるような作業ではありません。
たしかに費用は安くなるかもしれませんが、ペナルティを受けたドメインを購入してしまったら、結局は損するだけですし、そもそもこんなことに時間を割くぐらいなら、早く記事を書くスキルを上げるべきです。
良い中古ドメイン業者から購入すれば、ペナルティを受けたドメインや、インデックスできないようなドメインを購入することはまずありません。
時短にもなって作業時間も増やせますから、副業でアフィリエイトに取り組んでいるなら、販売業者から購入することをオススメします。
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これから作るサイトに合っているかを確認する
あなたがこれから作るサイトの方向性によって、中古ドメインと新規ドメインは使い分けしたほうが良いです。
例えば、ロングテールを拾いながら、最終的に大型サイトを目指していくつもりなら、中古ドメインはあまり向いていません。
時間をかけて育てるサイトは、極力リスクは避けるべきだと思います。
100記事以上入れるような大型サイトを目指すなら、多少なりともリスクのある中古ドメインは、あまり向いていないと思います。
中古ドメインを使うなら、20〜30記事程度の、ミドルサイトぐらいまでが向いています。
少ない労力で上位表示させるという、中古ドメインを使うメリットにもピッタリだと思います。
中国系、アダルト系ドメインは購入しない
中国系やロシア系などのドメインは、スパムなどの判別が難しく、初心者が手を出すべきではありません。
被リンク元のチェックツールなどを使っても、言語が読めなければ査定は難しいですよね。
それと、初心者の人は、アダルト系の中古ドメインも外しておきましょう。
アダルト系のドメインって、自然なバックリンクが付くことって、まずありません。
たいがいは自演リンクが多くなるので、質の悪い被リンクのついたドメインの可能性が高くなってしまう、ということです。
アダルト系サイトアフィリをやる場合は、アダルト系の中古ドメインがかなり有効らしいですが、僕はアダルト系アフィリをやったことが無いので分かりません。
ハズレ中古ドメインってどんなもの?
中古ドメインには当たり外れがあると言いますが、ハズレドメインってどんなものなんでしょうか?
ハズレ中古ドメインの特徴をちょっとまとめてみました。
- ペナルティを受けたドメイン
- 順位が安定せず、結局消えていく
- 検索順位がつかない
ペナルティを受けたドメイン
これは問答無用で大ハズレです。
上述していますが、ペナルティを受けたドメインは、いくら頑張って記事を入れても、絶対に上位表示されません。
こんなドメインを購入してしまったなら、勉強したと思って諦めるしかないですね。
順位が安定せず、結局消えていく
これも中古ドメインにはよくある症例です。
特徴としては、順位がついても安定せずに乱高下を繰り返して、結局は圏外に飛んでしまう感じです。
検索順位がつかない
コンテンツをいれても全く順位がつかず、圏外から上がってこないドメインも、ハズレといっていいでしょう。
インデックスすらされない場合、過去にペナルティを受けている可能性もあるので、使わないほうが無難です。
【初心者向け】ハズレにくい中古ドメインの探し方
中古ドメインは、使ってみなければ分からない部分が大きいので、絶対にハズレない選び方というものはありません。
ただ、初心者の人が中古ドメインを購入するなら、絶対にオススメの購入方法があります。
それは、優良な中古ドメイン販売業者を利用する、ということです。
優良な中古ドメイン販売業者というと、「中古ドメイン販売屋さん」「アクセス中古ドメイン」「ウルフドメイン」といったところが有名でしょうか。
「中古ドメイン販売屋さん」が一番ネームバリューがありそうですが、新しい中古ドメインが追加される水曜日のAM10:00、カート開放と同時に良さげなものが大半売れてしまいます…。
平日の午前中に、PCの前に張り付くのは、副業でやってる初心者の方にはちょっと厳しいですよね。
そこで、僕的にはかなりオススメなのが「アクセス中古ドメイン」です。
アクセス中古ドメインを使って、ハズレにくい中古ドメインの購入方法をちょっとご紹介します。
アクセス中古ドメインを使った購入方法
まず、このアクセス中古ドメインという販売業者さん、かなりドメインの精査には力を入れていて、最終的には目視チェックをいれたうえで取得したドメインを販売しています。
また、すべてのドメインをサーチコンソールに登録して、手動ペナルティの有無も確認しているそうです。
万が一ペナルティをうけたドメインだった場合は、返品することが可能というのも、ポイントが高いですね。
まずはユーザー登録
まずは、ユーザー登録してしまいましょう。
アクセス中古ドメインと、PURE DOMAINの2つに登録する必要があります。
同じ画面内でどちらもすぐ登録できるので、問題なく出来ると思います。
購入のコツ
このアクセス中古ドメインを使った購入方法ですが、難しいことは全くありません。
ドメイン一覧のページを開いて、見るべき箇所は「パワーランク」と「価格」です。
自分の予算に応じて、その価格帯の中で最もパワーランクの高いドメインを選ぶ、初心者の人なら、この基準だけで選んでオッケーです。
アクセス中古ドメインで販売されているドメインは、質の高いものが多いので、あまり頭を悩ませなくても良いのがポイントですね。
もうちょっといろいろ比較してから購入したい、という人もいると思うので、少し踏み込んだ選び方もご紹介します。
もう少し詳しい選定方法
まず、販売ドメイン一覧ページの表示が、何を表しているのかを説明していきます。
パワーランク
アクセス中古ドメインのオリジナルツールや目視で計測された、独自のドメイン強さの指標となる項目です。
基本的には、価格とパワーランクのバランスを考えとけばオッケーなぐらい、信用できる数値です。
TFとCF
「TF(トラストフロー)」は、被リンクの質を表す指標だと思ってもらえば大丈夫です。
「CF(サイテーションフロー)」は、サイトの影響力を表す指標といわれます。
ちょっとなんだかわかりませんね(笑)
簡単にいうと、サイトに送られるリンクの数で決まるようです。
このTFとCFの値に、あまり差のないものがオススメです。
MOZ DA(PA)
SEO会社のMOZが提供する、「Open Site Explorer」というツールで、サイトの強さを数値で表したものです。
DA(ドメインオーソリティ)はサイト全体の強さ、PA(ページオーソリティ)はページ単位の強さを表しています。
GoogleからはSEOと一切関係がない、と言い切られています。
ドメインオーソリティにもこだわりたい、という場合は、最低DA20前後は欲しいところです。
特殊アイコン
ドメイン名の下に、「政」や「教」といった特殊なアイコンが付いているドメインがあります。
これは、過去の運用履歴から、メリットになりそうなものを。アイコンで表示しています。
ドメイン販売業者によって種類に違いがありますが、代表的なものをまとめてみましょう。
- 政=政府機関からの被リンクあり
- 教=教育機関からの被リンクあり
- 日本語=過去に日本語サイトで運用されていた
- F=Facebookのシェアあり
この中で特におすすめなのは、「政」と「教」です。
政府機関や教育機関から送られたリンクは、効果が高いといわれていますし、政府機関が、おかしなサイトにリンクは送らないですよね。
なので、この2つアイコンはどちらか一つでも付いていれば、かなりオススメです。
価格
これは自分の予算さえ把握していれば、特に気にしなくて大丈夫です。
もちろん高額なほど良い中古ドメインではあると思いますが、絶対ではないです。
安くても良い中古ドメインは多いので、いろいろ使って試していくのが良いです。
どうしても失敗したくない、という場合は、シルバーランク以上のものを購入すれば、まずハズレは無いと思います。
たまに1,000円ぐらいの格安ドメインが売られていますが、有効期限が残り少ないものが多いので、気をつけましょう。
アクセス中古ドメインのまとめ
アクセス中古ドメインで中古ドメインを選定する際の、ポイントを書いてみました。
ちょっと分かりやすいようにまとめてみます。
中古ドメイン選定まとめ
- パワーランクと自分の予算から選定すれば、基本はオッケー。
- TFとCFは、あまり差のないものがオススメ
- DAを気にするなら、20前後ぐらいは欲しい
- 被リンクが多すぎるもの(1,000以上)は、避けたほうが良いかも。
表示されている項目から、選び方のコツをまとめましたが、これ全部に当てはまるドメインを探す必要はありません。
特に今は中古ドメインが人気なので、安くて良いものはすぐに売れてしまいます。
こだわって探していると、サイトを作り始めるまでに1ヶ月もかかってしまった、なんてことにもなりかねないので、妥協は必要です。
妥協というか、中古ドメインは実際に使ってみなければ分からない、という部分が大きいので、こだわりすぎるのは時間の無駄ですよね。
良さげなものがあったらどんどん購入して(個人の予算にもよりますが)、とにかく数をこなしていきましょう。
いくつか中古ドメインでサイトを作っていけば、当たりのドメインは結構な割合で引けるものです。
ペナルティをチェックする方法
中古ドメインで一番怖いのが、ペナルティを受けたドメインです。
優良な中古ドメイン販売業者から購入した場合は、ペナルティチェックがすでにされている状態なので、特に気にしなくても大丈夫ですが、いちおうツールだけご紹介しておきます。
中古ドメインのペナルティチェックは、ツールを使うと簡単に確認できます。
ウエイバックマシーンは、そのドメインが過去にどんなサイトを運営していたか、ということが分かるツールです。
このツールを使って、自分が作るサイトのジャンルと中古ドメインが運営していたサイトのジャンルを合わせるのは、効果的です。
世界中のブラックリスト入りドメインをチェックできるツールです。
注意したいのが、「手動ペナルティ」を受けたものに関しては。ツールなどで判別できないというところです。
現在、手動ペナルティのチェックは、サーチコンソールに登録することでしか、判別する方法はありません。
中古ドメインを購入したら、サイトを作り始める前に、必ず手動ペナルティのチェックはしておきましょう。
アクセス中古ドメインで販売している中古ドメインは、サーチコンソールで手動ペナルティもすでに確認された状態で売られています。
まずは、Googleアカウントを取得して、サーチコンソールに登録しておいて下さい。
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サーチコンソールの登録が済んだら、下のサイトにやり方が詳しく書いてあるので、そちらを参考にしてください。
サーチコンソールのプロパティ登録から、ドメイン登録サイトのDNS変更方法など、くわしく書かれています。
僕はいつも、こちらを参考にさせてもらってます。
アクセス中古ドメイン
https://communityserver.org/contents/1249/
その中古ドメイン本当に効果なし?
中古ドメインでサイトを作ったけど順位が上がらず、このドメインはずれだったー、と思う人は多いかもしれません。
でもその中古ドメイン、本当にハズレだったんでしょうか・・・?
いつまでたってもインデックスされない、順位がつかない、といったドメインは、本当にハズレといって良いと思います。
ただ、ある程度の順位が付いていてそれ以上上がらない、という場合は、サイトのコンテンツをもう一度見直してみたほうがいいかもしれません。
いくら高額な中古ドメインを購入しようが、内容の薄い低品質なサイトでは、上位表示しにくいです。
仮に一時的に上位にいたとしても、すぐに落ちてしまうはずです。
つまり、中古ドメインで上位表示させるには、ドメインパワーだけでなく、コンテンツの充実も必要ということです。
また、コンテンツの質が低いペラサイトをサテライトサイトにして被リンクを送るのは、ペナルティの危険が高くなるのでやめたほうがいいです。
普通に考えて、ゴミみたいなサイトからだけリンクを集めてるサイトって、おかしいですよね。
良い中古ドメインを買ったところで終わりなわけではなく、そこから良質なコンテンツを築いていくことで、Googleにも評価されていくはずです。
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最近では、中古ドメインを使ったサイトで、上位表示しているものも多いイメージです。
ただ、キーワードやジャンルは慎重に選ぶ必要があるかもしれません。
今、どんなサイトが中古ドメインで上がっているのか?
しっかりリサーチしてみると、攻めるべきポイントも見えてくるかもしれませんね。
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