Googleが掲げる理念で最も有名なのが、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」というものです。
そして、今SEO対策として必要なものは、「ユーザー視点のコンテンツを作る」ということだと思います。
ユーザー視点のコンテンツを作るために大事なのは、ユーザーの悩みをあぶり出す「リサーチ」と、そこから構築される「サイト設計」です。
そのサイト設計に役に立つのが、「マインドマップ」と呼ばれる、アイデアや思考を見える化させるノート術なんです。
こちらでは、ユーザー視点のサイトを作るためのリサーチ方法や、マインドマップを使ったサイトの構築方法、マインドマップツールの使い方について書いています。
マインドマップって何のためのツール?
マインドマップは、思考を放射状に展開し、そこから気づきや発想を得たり、記憶させたりするのが目的のノート術です。
文字だと分かりにくいので、実際にツールで書いたマインドマップがコチラです。
このように、セントラルイメージ(メインキーワード)を決めて、放射状に連想したキーワードを広げていきます。
ようは、連想ゲームのように進めながら、どんどん思考を拡散していくイメージですね。
こうしてマインドマップ化していくと、自分の思考、考えが見える化出来るようになります。
マインドマップは思考の全体像を見れることで、考えていることの整理ができたり、アイデアのひらめきなどを得やすくなるという、面白いツールです。
マインドマップで出来ることまとめ
- 思考の全体像を眺められる
- 記憶力の向上に使える
- 考えがまとまってスッキリできる
- アイデアの着想を得やすい
アフィリエイトのサイト設計でマインドマップを使うのは、この思考の全体像を眺められる、考えがまとまる、という特性を利用したものです。
アフィリエイト版マインドマップの使い方
アフィリエイトのサイトを作る上でよくあるのが、サイトの方向性をしっかり考えずに、なんとなく書き始めてしまうパターンです。
なんとなくで書き始めてしまうと、サイトの軸がブレてしまい、どこに向かっているのか分からなくなってしまいます。
そんな状態ではユーザーに焦点を絞ったサイトは作れない、ということですよね。
そこで、誰のために、何を伝えたいサイトを作るのか、ということを意識して、サイト設計をしていく必要があります。
ここを意識して作ったサイトが、Googleに評価される「ユーザーに焦点を絞った」サイトということになります。
このユーザー視点のサイト設計に必要なのが、どんなことに悩んでいるのか、どんな意図でWeb検索をしているのかを調査する「リサーチ」です。
そしてリサーチした結果を、サイト設計に活かしていくのに役立つのが、マインドマップです。
こちらは、僕が実際にダイエット系サイトを作った時に、作ったマインドマップです。
このように、サイトのコンセプトや、ターゲットを明確にしておくことで、サイトの方向性が分かり、戦略を立てやすくなります。
また、リサーチした結果をカテゴリ分けしてまとめていくと、ユーザーの検索意図に応えるコンテンツを作りやすくなります。
こうしてサイト設計を見える化していくことで、ユーザーに焦点を絞ったサイトを構築しやすくなるのが、マインドマップをオススメする理由です。
マインドマップにまとめておくと良いもの
サイトを作り始める前に、マインドマップでまとめておいたほうが良いものをいくつかご紹介します。
マインドマップでまとめておこう!
- コンセプト
- ターゲット
- カテゴリ(リサーチ結果)
コンセプトとターゲット
サイトを運営していく軸となる、とても大切な部分です。
誰のために、何を伝えたくてサイトを作るのか、というところは明確にしておかないと、良いサイトは作れません!
カテゴリ
どんなことを記事にして、どんなサイトに育てるのか、カテゴリをマインドマップでまとめておくと、作るべきコンテンツがハッキリします。
ここで作るべきコンテンツとは、リサーチであぶり出した、ユーザーの悩みを解決するコンテンツです。
とはいっても、アフィリエイト初心者の人には、どうやってユーザーの悩みをリサーチすればいいのか、分からないかもしれません。
ここからは、ユーザーの検索意図を知るためのリサーチ方法と、マインドマップを使ったコンテンツの作り方について解説していきます。
マインドマップを使ったサイト設計、ユーザー視点のコンテンツの作り方
アフィリエイトは、ユーザーの検索意図、悩みを解決してあげることで、対価として報酬を得られるビジネスです。
決して、適当なことを書いて商品を押し売りするような商売では無いですよね!
ということで、サイトを設計する段階で、ユーザーの悩みを把握し、それを解決できるコンテンツを作っていく必要があります。
先程の、僕が作ったマインドマップをもう一度例にして解説します。
このマインドマップのカテゴリ欄に入っているのは、ユーザーの検索意図に応えるために入れたコンテンツです。
つまり、リサーチしてユーザーの悩みや検索意図をあぶり出して、カテゴリ分けしてあるということです。
コンテンツを作る時に、よく使われるのはサジェストや虫眼鏡キーワードから、検索意図を推測していく方法です。
しかし、それよりももっとダイレクトにユーザーのお悩みや検索意図を調べる方法があります。
それは、「Yahoo!知恵袋」「教えて!Goo」といったお悩み解決サイトをリサーチする方法です。
これらのサイトは、ユーザーが悩んでいることがそのまま確認できるので、かなり有効なリサーチ方法です。
例えば、カテゴリ内の「痩せたいけど胸やせしたくない」というコンテンツは、「ダイエットして痩せたいんだけど、胸痩せはしたくない。何かいい方法ある?」という投稿から分かったお悩み。
「宅配 比較」のコンテンツは、「おいしいダイエット食を宅配してくれるところを教えて下さい」という検索意図に応えるコンテンツです。
こうやってお悩みをリサーチしながら、マインドマップでカテゴリごとにまとめていくと、全体像が見えるので、サイトの方向性からずれていないか、ということも視認できるようになります。
そして、リサーチした結果をコンテンツに反映していくので、ユーザー視点のサイトを構築することが出来るはずです。
マインドマップおすすめアプリ、xmindの使い方
マインドマップ創始者のトニー・ブザンが提唱しているやり方は、手書きでイラスト豊富、カラフルな色使いのマインドマップです。
ただ、アフィリエイトのサイト設計に使うぶんには、色分けやイラストはあまり重要ではありません。
ようは、全体を俯瞰して見れればいいだけなので。
そして、今は手書きじゃなくても、PCやスマホで使える、便利なマインドマップツールもたくさんリリースされています。
その中でも、僕自身も使っていて、とても使いやすいと思うのが、「xmind」というマインドマップ作成ツールです。
直感で使える簡単操作と、無料なのに多機能なところがオススメのポイントです。
xmindのインストール
まずはインストール方法ですが、こちらの公式サイトから、「無料ダウンロード」をクリックしてダウンロードして下さい。(サイズ:158MB。結構時間がかかります…。)
xmind公式サイト
http://jp.xmind.net/
Setup画面で英文の注意書きがでてきますが、Next→I accept the agreement→Next→Next→Next→Installと順番にクリックしていけば、インストールできます。
xmindの使い方
インストールが終わったら、デスクトップのアイコンをダブルクリックして起動。
開いたら、「ファイル」から「新規作成」を開くと、マインドマップのテンプレートが表示されるので、好きなものを選んで下さい。
続いてテーマを選択の画面に移りますが、ここも好きなものを選んでオッケーです。
僕はデフォルトのまま使っています。
テーマを選択すると、中心部にトピックが一つあるので、そこにサイトタイトルなどを打ち込みます。
中心トピックをクリックした後にEnterキーを押すと、トピックがどんどん挿入されていきます。
トピックの上で右クリックをして、「サブトピックを挿入」すると、さらに続けてトピックをつなげていくことが出来ます。
それと、トピックの上で右クリック→「構造」→「マトリックス」とクリックすると、表のようなトピックも作れます。
僕が実際に使う機能はこんなもんですが、他にも画像やアイコンを挿入できたり、トピックにラベルを付けられたりと、使えば便利な機能がまだまだあります。
もっともっとXmindを使い倒したい、という人は、コチラのサイトがかなり分かりやすくて詳しいと思います。
xmindの使い方
https://xmind-map.com/
最後に
いかがだったでしょうか?
こちらでは、マインドマップを使ったアフィリエイトのサイト設計方法について書いてみました。
雑記ブログで好きなことを書いていくなら、サイト設計しなくても問題ないかもしれませんが、アフィリエイトのサイトを作るなら、サイト設計はしたほうがいいと思います。
繰り返しになりますが、誰のために、何を伝えたくてサイトを作るのか、ここは設計の段階で、ハッキリさせておくと軸がブレにくくなります。
それと、サイト設計の段階で重要なのは、「リサーチ」です。
あなたの作るサイトは、どういう悩みを解決してあげるサイトなのか。
その悩みを持つ人達は、どんなカテゴリの人達なのか。
徹底的にリサーチしていくことで、ターゲットが明確になって、記事にも説得力が出てくると思います。
そうやって得た情報をマインドマップに落とし込むことで、さらに全体像が見えるようになって、目指す方向がハッキリするはずです。
リサーチやマインドマップ作成は手間がかかるので、面倒に感じる人もいるかもしれません。
でも、リサーチもサイト構成もなくいきなり記事を書き始めても、僕の経験上からも失敗しやすいです。
ちょっと面倒でも、マインドマップを使ったサイト設計は、良いコンテンツを作るのにかなりオススメなので、ぜひチャレンジしてみて下さい!
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